怪獸少女

Solo Exhibition

2024.11.30 - 12.29

at AKA Automotive Arts

About 怪獸少女

東京を拠点に活動する中国出身のアーティスト・静電場朔は、台北・AKA Automotive Arts にて初の個展「怪獣少女 KAIJU SHOJO」を開催し、幼少期から内面に構築してきた奇異な世界を現実空間へと立ち上げました。


本展で静電場朔が描き出すのは、神秘的な「怪獣」と天使のような「少女」という二つの存在です。強いコントラストを成すこの二つの形態は、性別、時間、空間に縛られない魂の二面性、そして測定不可能な内在エネルギーを象徴しています。


絵画を通して彼女は、表層の下に隠された内なる力を可視化し、光と闇が交錯する幻想世界へと観る者を招き入れます。それは、潜在意識の奥深くに広がる、未知でありながら力に満ちた深淵を、ともに探る旅でもあります。フラット化された、あるいは二次元的な「可愛さ」の外見の奥で、目に見えない力がいかにして彼女の芸術宇宙を構築しているのか。本展はその問いを、静かに、しかし強い密度で差し出します。


展示内容は、静電場朔が本展のために制作した新作「怪獣少女」シリーズの大型作品群を中心に構成されています。そこでは、三位一体の自己による冒険が描かれ、光と闇は分かれて、心臓を宝剣で貫かれた天使と、猫の姿をした影として現れます。やがて彼らは再び一つへと合流し、ひとつの存在として立ち上がっていきます。


さらに、すべてを悟った存在としての「天眼怪」、自らの怒りの炎を噛み締める「咬火龍」など、特撮の登場人物を想起させる怪獣たちが現れます。これらの怪獣は静電場朔の独自の世界観に生きる住人であると同時に、彼女が世界を探索し理解しようとする、その方法そのものでもあります。


各作品のタイトルは、彼女が聴いてきた音楽からの着想を基点としつつ、SF映画の印象的な場面へのオマージュも織り込まれています。


また、作品「Hurry Up, We’re Dreaming」から派生した「世界塔」の大型立体作品も展示されます。怪獣召喚者が異世界の仲間たちを呼び寄せるその構造は、まるで人の内側に広がる宇宙と、外側に広がる大宇宙を接続する装置のようにも見えます。


会場では、静電場朔の新作ソフビ、ならびにアーティスト友人ブランドとのコラボレーションモデルも販売され、トイファンたちの注目を集めました。

Participating Artists

  • Visual Artist、Musician、Designer

    次世代の神話を築くアーティスト

  • Toy Artist

    SF的想像力で、光と物質の表情を変換するアーティスト

  • Visual Artist、Toy Artist

    ソフビに命を吹き込む、塗装のスペシャリスト

  • Visual Artist、Designer、Toy Artist

    「嫌われもの」に命を吹き込む香港のソフビアーティストチーム